―杢目金(もくめがね)の美―
佐故龍平 金工展

Ryuhei Sako Metalwork Exhibition

開催期間
平成30年12月13日(木)~12月22日(土)
Dec 13 (Thu.) to Dec 22 ( Fri.), 2018




ご挨拶▼

杢目金とは、江戸中期に生まれた日本独自の特殊な金属加工技術。数十枚の色の異なる金属板を接合し、彫っては打ちのべる工程を繰り返すことにより独特の杢目状の文様を作り出す技法。
日本古来の伝統技術に独学で研究した技法を加え銀、銅、赤銅(銅に純金を混ぜた合金)、四分一(銅と銀の合金)を駆使する。
幾重にも重なる金属の層から生まれる景色の美しさと造形は他に比類なく、海外でも高い評価を得ている。
凛とした美しさの中にある静と動をご堪能ください。


作家略歴▼

佐故 龍平(さこ りゅうへい)
1976年
岡山県玉野市に生まれる
2002年
広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
2003年
岡山県玉野市に工房を構える
2004年~
日本工芸会正会員

【受賞歴】
2003年 日本伝統工芸展 東京都知事賞
2008年 伝統工芸日本金工展 文化庁長官賞
2011年 伝統工芸日本金工展 特別記念賞
2016年 第32回淡水翁賞 最優秀賞
2018年 第2回ロエベクラフトプライズ ファイナリスト など

【個展】
岡山天満屋、清課堂ギャラリー、日本橋三越本店など
【グループ展】
岡山県立美術館、ロンドン、ニューヨーク、ミュンヘン、台湾 他多数
【収蔵先】
広島市立大学・長谷川町子美術館・ヴィクトリア&アルバート美術館|イギリス

【出品作品】▼

花器、壺、茶入、水指、香合、片口、盃など 計30点

 

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