- 古往今来 -
ガンダーラ美術展 Ⅱ
-In All Ages-
Gandhara Art Exhibition Ⅱ

開催期間
平成29年3月16日(木)~3月25日(土)
Mar 16 (Thu.) to Mar 25 ( Sat.), 2017


ご挨拶▼

この度、二度目のガンダーラ美術展を開催いたします。
アフガニスタン東部からパキスタン北西部に位置したガンダーラ国(紀元前6世紀~11世紀)に興り、仏教を保護したクシャーン朝のもと1~5世紀の数世紀間栄えた仏像彫刻を主とする美術をガンダーラ美術といいます。
開祖釈迦牟尼(シャカムニ)の死は紀元前485年ないし前383年頃と考えられていますが、同時代の原始仏教では偶像崇拝を認めずストゥパー(仏塔)を礼拝するぐらいのようでした。
釈迦牟尼そのものを造形的に表現するようになるのは、紀元後1世紀になってからと言われます。そこにはマケドニアのアレクサンダー大王が作った植民地バクトリアに残された数万人規模のギリシャ人の子孫が受け継いだ様式(ヘレニズム文化)の技術、美意識が多大に影響を及ぼします。
ガンダーラ美術の成立は仏教の興隆の源であったといえます。
ご来場、ご高覧を頂きたくここにご案内申し上げます。


出品作品▼

雲母片岩 緑泥片岩 テラコッタ(焼〆)ストウッコ(漆喰)による仏陀 菩薩 供養者 行者など大作から小品まで30点

 

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